2012年11月16日金曜日

Gradle Effective Implementation Guide ファーストインプレッション

今までGradle関連の本といえば、Building and Testing With Gradleの一択だったのですが、最近Gradle Effective Implementation Guideという本が発売されました。いくつかの章を拾い読みしてみましたが、なかなかの良書だと思います。

著者は、『mrhaki.com - Groovy, Grails and Java Developer』の人。Groovy, Gradle界隈では有名人(だと思う)で、Web検索すると、このサイトがよくヒットします(この本の発売についてのポストもありました)。

内容については、スコープが妥当で、章立てもよく練られています。Chapter 5: Dependency Managementでは、依存関係について一章を割いて説明しており、なかなかツボを心得ています。また、Chapter 10: Writing Custom Tasks and Pluginsで、カスタムプラグインの作成方法をかなり丁寧に説明しているのもポイントが高いです。章の依存関係(Gradleにおける依存関係のことではないですよ)も基本的になさそうなので、必要なトピックだけを拾い読みすることもできそうです。

実際に操作しながら読み進められるスタイルで書かれており、流れがあって読みやすい文章です。また、必要に応じてGradleの内部的な動作についても記述されているので、単に操作方法を知るだけでなく、Gradle自体への理解も深めることができます。

英語も平易で読みやすいので、Gradleを始める最初の一冊としてお勧めできそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿