2011年12月16日金曜日

どうしてiEverwordを作ったのか? (2)

前回のエントリでiPhoneで使える単語帳が欲しかったと書きましたが、iPhoneで使える単語帳なら他にも沢山あります。それにもかかわらず、iEverwordを作ったのはどうしてなのか?その大きな理由のひとつは、単語帳に単語を登録する手間にあります。

単語帳アプリへの単語の登録は、できるだけ簡単に済ませたいですよね。個人的には、英語のドキュメントはWebブラウザや電子書籍で読むことが多いので、iPhoneでひとつひとつ単語を登録するのではなく、WindowsやMacなどのパソコンから手間をかけずに登録したいところです。

iPhoneアプリでも、CSVファイルやタブ区切りファイルからのインポート・エクスポートをサポートしているものはありますが、単語を登録するたびにインポート・エクスポートするのは面倒ですし、ファイルの修正を誤ると正しく読み込めなくなる、最新のファイルがどれか自分でもわからなくなってしまう、など管理も大変です。

また、自分で登録した単語帳のデータは、万一に備えてバックアップしておきたいところですが、頻度や保存先などを真面目に考えだすと、バックアップも結構面倒なものです。

Evernoteに単語を登録することで、これらの悩みを解消することができます(Evernoteをご存知ないかたは、こちらをご参照ください)。Evernoteクライアントは色々な端末に対応しているので、iPhoneだけでなくPCやMacからも単語を登録できます。また、Evernoteクライアントがインストールされていなくても、Webブラウザが使えれば、Evernoteにサインインして単語を登録することもできます。

Evernoteクライアントで登録した単語は、同期ボタンを押すとEvernoteのサーバに保存されるので、バックアップの心配も必要ありません。複数の端末にEvernoteクライアントをインストールして定期的に同期しておけば、仮にEvernoteのサーバからデータが消滅したとしても技術的には復元が可能です。つまり、Evernoteに単語を保存しておけば、単語帳のデータを失う可能性はまずありません。

Evernoteへの単語の登録も簡単です。ノートのタイトルに英単語を、本文の1行目に単語の意味を書いて保存するだけです(2行目以降には、必要に応じて例文などを入れておきます)。特にEvernoteのWebクリップ機能を使用できるWebブラウザでは、より少ない手間で単語を登録できます。

これで単語をどんどん登録していくことができるようになりました。ただ、Evernoteクライアントは、登録した単語の復習にはあまり向いていません。ということで、どうしてもEvernoteに保存した単語を復習できるiPhoneアプリが欲しかったのです。

なお、iPadユーザなら「Peekがあるじゃないか」と思うかも知れませんが、英単語の復習という用途にはあまり向いていません。そのあたりについては、別のエントリで書きたいと思います。

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