2014.02.04 追記:Eclipse 4.3対応のスクリプトは、『
dev-xconnecting: Gradleを使ってEclipse 4.3+Groovy Eclipse+Gradle IDEをインストール』を参照。
Gradleを使ってEclipse本体とEclipseプラグイン(フィーチャー)をインストールするためのbuild.gradleは、以下の通り。なお、動作確認はWindows上で行っているが、適宜書き換えればUnix系のOSでも動くはず。
2行目で、Eclipseのインストール先ディレクトリを指定している。
Eclipse本体のインストールは、
installEclise
タスク(9行目)で行っている。単にEclipseのダウンロードサイトにあるアーカイブをダウンロード(11行目)して解凍しているだけ。必要なら、インストールしたいEclipseのバージョンや対象プラットフォームに合わせて適宜書き換える。eclipse.iniの置き換え(20行目)はお好みで。
Eclipseプラグインのインストールには、上記でダウンロードしたEclipse本体に含まれるp2 director (
org.eclipse.equinox.p2.director
) を利用する(27行目)。プラグインをインストールする際に、やたら細かいDebugログが出力されるのを抑止するために、
logbackの設定ファイルを指定している(33行目)。
インストールするEclipseプラグインは、p2 directorのコマンドオプションとして指定する。p2 directorを使ったEclipseプラグインのインストールについては、下記リンクを参照。
installPlugins
タスク(42行目)で、インストールに必要な更新サイトをp2 directorのrepositoryオプション(44, 45行目)に、インストール対象のプラグイン(フィーチャー)をinstallIUsオプション(46, 47行目)に指定している。
repositoryオプションおよびinstallIUsオプションでは、複数の更新サイト、プラグインをカンマ区切りで指定できるが、途中にスペースを入れると実行時エラーとなる点に注意。なお、インストールするプラグインがひとつの場合は、installIUsの代わりにinstallIUオプションを使用する。オプションの詳細については、下記を参照(ただし、installIUsについては記載がない)。
上記のbuild.gradleや関連するファイル(eclipse.iniやlogback.xml)を、任意のディレクトリに以下のように配置する。
build.gradle
logback.xml
│
└─files
└─eclipse.ini
build.gradleが含まれるディレクトリで以下のコマンドを実行すれば、build.gradleで指定したEclipse本体とEclipseプラグイン(上記の例では、Groovy-EclipseとGradle IDE)がインストールされるはず。
gradle installEclipse installPlugins
なお、mustRunAfter(53行目)は、タスクを直列実行するために
Gradle 1.6から追加された機能なので、Gradle 1.5以前で実行する場合は、depandsOnなどに書き換える。
上記ファイルをgradlewとともにgitリポジトリなどに公開しておけば、幸せになれそう。
関連リンク