Outlookで受信したメールをOutlookのタスク(仕事)に変換する手順は、下記リンクの通り。
上記の適用対象はOffice 2003となっているが、Outlook 2007でも同じ手順で操作できた。
2013年5月31日金曜日
2013年5月28日火曜日
FlywayのGroovy MigrationをGradleで試す
Flywayのホームページの記述(ページ下部の表を参照)ではGroovy Migrationをサポートしていないことになっているが、Java migrationはコンパイル後のJavaクラスを読み込んで動作しているため、原理的にはGroovyでも動作するはず。ということで、FlywayのGroovy MigrationをGradleで試してみる。
まずは、src/main/groovy内に、以下のGroovyクラスを作成する。
Java Migrationと同様、FlywayのJdbcMigrationインターフェースを実装したクラスを作成する(9行目)。このクラスの命名規約は以下の通り。
クラス名の命名規則の詳細は、下記を参照。
上記の移行スクリプトをビルド、実行するためのgradleスクリプトは、以下の通り。
gradleのbuildタスクを実行してGroovy migrationの移行スクリプトをビルドした後、flywayInfoタスクを実行する。
続いて、flywayMigrateタスクを実行し、移行スクリプトを適用する。
Groovy migrationは、Java migrationと比べて記述の簡略化が期待できる。特に、データの変換やファイルからの読み込みなど、SQL文では記述が難しい、あるいは不可能な処理を移行時に行いたい場合に威力を発揮しそう。
前提
手順
まずは、src/main/groovy内に、以下のGroovyクラスを作成する。
Java Migrationと同様、FlywayのJdbcMigrationインターフェースを実装したクラスを作成する(9行目)。このクラスの命名規約は以下の通り。
- パッケージ名
- 必ず
db.migration
にする - クラス名
- V(バージョン)__(説明)
- 先頭は必ず大文字のV
- バージョンは数字、バージョンの区切り文字はアンダーバー
- バージョンと説明はアンダーバー2文字で区切る
- 説明は英数字で単語をアンダーバーで区切る
クラス名の命名規則の詳細は、下記を参照。
- Java Migrations - Documentation - Flyway: the agile database migration framework for Java
- Namingの項を参照
上記の移行スクリプトをビルド、実行するためのgradleスクリプトは、以下の通り。
gradleのbuildタスクを実行してGroovy migrationの移行スクリプトをビルドした後、flywayInfoタスクを実行する。
上記出力から、移行スクリプトは存在するが、まだ実行されていない(StateがPending)ことが確認できる。なお、DBが作成されていない場合は、このタイミングで自動的に作成され、上記の表などの情報を含むメタデータを格納するためのテーブル(テーブル名はschema_version)が作成される。$ gradle flywayInfo :flywayInfo +----------------+----------------------------+---------------------+---------+ | Version | Description | Installed on | State | +----------------+----------------------------+---------------------+---------+ | 1.0 | Create person table | | Pending | +----------------+----------------------------+---------------------+---------+
続いて、flywayMigrateタスクを実行し、移行スクリプトを適用する。
再度、flywayInfoタスクを実行する。$ gradle flywayMigrate :flywayMigrate Creating Metadata table: "PUBLIC"."schema_version" Current version of schema "PUBLIC": << Empty Schema >> Migrating schema "PUBLIC" to version 1.0 Successfully applied 1 migration to schema "PUBLIC" (execution time 00:00.094s).
移行スクリプトが適用されている(StateがSuccess)ことを確認できる。$ gradle flywayInfo :flywayInfo +----------------+----------------------------+---------------------+---------+ | Version | Description | Installed on | State | +----------------+----------------------------+---------------------+---------+ | 1.0 | Create person table | 2013-05-24 20:20:17 | Success | +----------------+----------------------------+---------------------+---------+
感想
Groovy migrationは、Java migrationと比べて記述の簡略化が期待できる。特に、データの変換やファイルからの読み込みなど、SQL文では記述が難しい、あるいは不可能な処理を移行時に行いたい場合に威力を発揮しそう。
関連リンク
- 2013-03-13 - splash of waters
- SQL MigrationをGradleから行う方法
- ryu22eBlog : Javaのデータベースマイグレーションツール「Flyway」 #JJUG
- Maven PluginからFlywayを使う方法
- dev-xconnecting: データベース移行ツールFlyway
2013年5月27日月曜日
データベース移行ツールFlyway
Java系のデータベース移行(DB Migration)ツール、Flywayを調査中。
移行スクリプトは、通常のSQL文(SQL migration)のほかに、Java(Java migration)でも記述可能。XMLに記述する必要がないのがシンプルでよい。
Java migrationはJavaバイナリをロードして実行するため、Groovyでも記述できそう。詳細は、下記を参照(なお、回答者はFlywayの開発者の模様)。
具体的にどのようなツールなのかの概要をつかむには、コマンドラインツールを利用してみるのがよい。試してみる際は、h2dbなどのいわゆる組み込みDBを使うのが吉。
なお、現時点での最新版(2.1.1)では、Windows環境でコマンドラインツールを実行する際にNumberFormatExceptionが発生するが、環境変数CONSOLE_WIDTHを設定(例:
移行スクリプトは、通常のSQL文(SQL migration)のほかに、Java(Java migration)でも記述可能。XMLに記述する必要がないのがシンプルでよい。
Java migrationはJavaバイナリをロードして実行するため、Groovyでも記述できそう。詳細は、下記を参照(なお、回答者はFlywayの開発者の模様)。
具体的にどのようなツールなのかの概要をつかむには、コマンドラインツールを利用してみるのがよい。試してみる際は、h2dbなどのいわゆる組み込みDBを使うのが吉。
なお、現時点での最新版(2.1.1)では、Windows環境でコマンドラインツールを実行する際にNumberFormatExceptionが発生するが、環境変数CONSOLE_WIDTHを設定(例:
set CONSOLE_WIDTH=80
)することで回避できる。詳細は、下記参照。
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